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館長だより

皆さま、私は国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長です。
私たちは「原爆により亡くなられたすべての方々への追悼と永遠の平和の祈念」「手記・体験記や関係資料等、被爆体験を後代に継承するための情報収集と提供」「被爆医療を中心とした国際協力・交流に関する情報提供」を目的に活動をしています。
多くの方々のご来館をお待ちしております。
館長

館長プロフィール

1973年に長崎市に入庁後、国際、観光、財政など各部門を経て2007年7月から4年間副市長を務めた。この間、「長崎原子爆弾被爆者援護強化対策協議会」の会長を務めるなど、原爆被爆行政に詳しい。2012年4月から現職。

オバマ前大統領の折鶴

2017年4月19日
百花繚乱の季節が巡ってきました。葉桜の新緑も目にまぶしく輝いています。
かたや世界に目を向けると不安を感じさせる出来事が起こっています。
世界に平和が訪れるよう、戦争が起こらないよう、祈らずにはいられません。

今年1月、オバマ前大統領が平和な世界の実現を祈って折った鶴が、長崎原爆資料館に届けられました。今、その折鶴が追悼平和祈念館の追悼空間におかれています。しばらくの間、追悼空間を訪れる方とともに平和な世界の実現を祈ってくれることでしょう。みなさんもぜひ祈念館を訪れて私たちと一緒に平和を祈りましょう。

渋谷のラジオ

2017年3月10日
桃の節句も過ぎ、少しは寒さも和らぐかと思いきやまだまだ春は遠いですね。3月7日、東京渋谷の「渋谷のラジオ(地域FM)」に出演し長崎の追悼平和祈念館のことを中心に話しましたので報告します。この企画は長崎出身で埼玉学園大学の松永幸子先生によるもので「被爆体験講話 長崎からみらいへ(第3回)」という番組なのです。渋谷と世田谷区のみで聴けますが、スマホ専用アプリを使えば全国で聴けるそうです。
 今回は私に加えて長崎の被爆者で埼玉県にお住いの八木芳子さん、さらに被爆講話を初めて聴く学生を含め平和について興味のある埼玉学園大学と白梅学園大学の3人の学生さんによるトーク番組でした。八木さんは御船蔵町で被爆、当時13歳だったそうです。10分程度の体験講話でしたが、本当に大変な体験をされ、心痛むものがありました。その体験は後日、体験記として追悼平和祈念館に寄贈していただくようにお願いしました。私はここ追悼平和祈念館の認知度が少しでも高まり、長崎に足を延ばしてくれる人たちが増えることを期待しながら「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館とは」という話をしました。
 この「渋谷のラジオ」は福山雅治さんも設立に関与されている地域FMであり多くの人たちの支援で成り立っているラジオ局でした。本当に小さなスタジオだったのですが、渋谷に立地しているので多くの都民が聴いているはずですし、放送後、noteというアプリに記録されたものをダウンロードして聴いている人も多いとか。福山さんも聴いていてくれれば一度来館していただけると思いながら話しました。
 詳しくは書けませんが、広島、長崎の悲惨な体験がいろいろな手段でさらに多くの人々の耳に入るように頑張るのも私の大切な使命ではないかと思っています。

  • 「渋谷のラジオ」出演者

    「渋谷のラジオ」出演者

新年明けましておめでとうございます

2017年1月5日
平成29年(2017年)の初春を迎えて心からお慶び申し上げます。元日の朝は初日の出も拝むことができ希望の1年へ期待が高まりました。追悼平和祈念館の入館者数が昨年最終日に開館以来の通算で140万人を超えました。新しい年には確実に150万人を達成すると思います。多くの方のご来館をお待ちしています。
 戦後(被爆)71年の昨年は世界があわただしく動き、争いは益々増加の一途でお世辞にもいい1年とは言えなかったのではないでしょうか。追悼空間の死没者のお名前の前で祈る人たちは確実に増えています。その中で世界のリーダーも追悼の祈りを捧げる機会が多くなりました。長崎、広島の悲惨さや世界中の争いの結果をしっかり認識し平和への営みが拡散してほしいものです。
 「酉年」は何かと騒がしいことが起きるといいますが、悲しい出来事が起こらずに世界中の人々が健やかな生活を送り笑顔で年末を迎えられますように期待します。

  • みんなで素晴らしい一年をつくりましょう。そして「金の卵」を孵しましょう

    みんなで素晴らしい一年をつくりましょう。そして「金の卵」を孵しましょう

追悼空間の虹

2016年11月29日
追悼平和祈念館地下2階にある追悼空間はご存知でしょう。9メートルの名簿棚と12本のガラスの光柱が空に向かって立っています。向かった先のトップライトからは原爆がさく裂した爆心地上空500メートルの空が見ることができます。現在、172,230名の死没者のお名前が奉安されています。毎日、多くの方が訪れ追悼の祈りを捧げています。最近、この追悼空間が一部の人たちの話題になっています。それは追悼空間の石畳に映える「虹」です。以前からたまに見かけることがあったそうですが、今年の虹は美しさが倍増しているとか。2月と10月、11月の数日、およそ15分間、地下2階の石畳の床が虹色に染まります。この建物の柱などには2センチもあろうかという厚いガラス板が使われ複雑に組み合わされています。想像するところ、プリズムが様々に反射し床に到達するときに美しい虹色のカーペットになるのでしょう。「虹」は平和や希望を表すと思います。まさに永遠の平和を祈る場所にふさわしい装飾ではないでしょうか。なかなか遭遇できませんが、出会うときっといいことがあると思います。(写真は平和推進協会写真資料調査部会の草野優介さんの撮影です。)

デュッセルドルフでの被爆体験講話

2016年9月29日
デュッセルドルフでは300名規模、200名規模の中学生、高校生対象の講話をはじめ4回の開催で多くの若者に被爆体験を伝えることができました。
 特にツェツェレーン高校では300人もの若い瞳が山田一美さんの講話に集中し、中には涙を浮かべる生徒もいました。講話終了後、多くの質問が相次ぎましたが、驚いたことには日本語で質問する生徒も数人いました。質問は多岐に渡りましたが、被爆者の戦後の暮らしについての質問が多かったようです。
 講話の最後には山田さんが松尾あつゆき氏の俳句を詩吟で披露し、初めて聴く調べに聴講者は深い感銘を受けたようでした。
 今回、ドイツでの講話は8回実施しましたが、若者中心の聴講がほとんどで大変意義深いものになったと思います。

  • インターナショナル校での講話

    インターナショナル校での講話

  • ツェツェーン校での講話

    ツェツェーン校での講話

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