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涼空間

2013年8月14日
 今年の夏は特別に暑い。あまりの暑さに草花もすっかり首を垂れていますが、水撒きに外に出るのもおっくうになるような異常さを感じます。 68年前の夏を思い起こすとき、当時のじりじりと締め付けるような暑さが時空を超えて今も想像できます。
 今年、追悼平和祈念館の名簿棚には3,404人の新たな奉安者が加わり162,083人の方々の長崎原爆死没者のお名前を名簿に登載し、奉安することになりました。他に12人の広島原爆死没者のお名前も奉安しています。
 平和祈念式典前後からお盆にかけて、原爆死没者のご家族や関係者の方々が来館されます。相当な高齢者も多く見受けられますが、みなさん、暑い中、ここ平和の丘にのぼって来られます。静かに心で語る場として毎年訪れている方も多いようです。
 追悼平和祈念館の交流ラウンジは来館される皆様にしばしの涼感を感じていただいています。流れる滝の前に座り、ひと時を過ごしていただきたいと思い、今年は平和コンサートを開き、ボランティアによる二胡の演奏を楽しんでいただきました。静かに流れる静かな曲調は心に沁み込んできます。
 いまだ、厳暑が退く気配はありません。長崎の「涼空間」としての追悼平和祈念館ラウンジで社会の喧騒から逃れ、静かに心で語ってみてはいかがでしょうか。

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