「長崎原爆戦災誌」英訳版の一部暫定公開について

 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館では、2006年より「長崎原爆戦災誌第一巻総説編改訂版」の翻訳(英訳)事業に取り組んでおりますが、その中で、この戦災誌の文献的な重要性に鑑みて原爆、戦争、歴史、文化等に関する専門用語や当時の公的機関等に関する固有名詞の英語表記の適切さの確保などについて調査、検討を加える必要があるため、昨年7月に長崎の有識者による翻訳監修委員会を発足させ、慎重な作業を進めております。
 日本語の原文で約700頁を超えるこの戦災誌の英訳のすべての監修作業を完了するには相当の時間を要するものと思われますが、一方、1945年8月9日に原子爆弾が長崎に投下されてから66年目を迎え、被爆体験を語ることのできる被爆者が高齢化する現実の中で、被爆の実相を世界に向けて発信していく必要性がますます高まってきており、一日も早い公開が望まれているところであります。
 従いまして、当追悼平和祈念館といたしましては、監修委員会と協議の結果、監修作業が一旦終了した部分について、順次暫定公開していくこととし、今回その第一回目の公開に至った次第です。
 しかしながら、今回の公開は、あくまでも暫定的なものであり、今後、更に監修作業を行っていくに伴いまして、より表現等の適切さを確保する観点から必要に応じて加筆訂正される可能性もありますので予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
 また、この暫定公開に対する読者の皆様からの貴重なご意見、ご感想を頂戴できればと思っておりますので、あわせてお願い申し上げます。


2011年3月


国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 
 館長 森田 隆

長崎原爆戦災誌翻訳監修委員会
 委員長
  土山 秀夫氏(元長崎大学学長)
 委員
  ブライアン・バークガフニ氏(長崎総合科学大学 環境・建築学部長)
  三根 真理子氏(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科原爆後障害医療研究施設 准教授)
  田崎 昇氏(長崎大学留学生センター 非常勤講師)



 

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