館長だより
『祈念館へようこそ⑥』 学びと交流のための多目的スペース 「交流ラウンジ」
2026/04/10
みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。
『祈念館へようこそ』 の第6回では、「交流ラウンジ」と「中庭」をご紹介します。
「追悼空間」から出て、水音が聞こえる「回廊」を時計回りに進んでいただくと、開放的なスペース「交流ラウンジ」と滝が流れる「中庭」が目に入ってきます。

約200平方メートルの広さを持つ多目的スペース「交流ラウンジ」には、大型モニターを設置し、現在は被爆体験記の朗読映像が放映されています。ほかにも多言語化された被爆体験の紙芝居や絵本を手にとってご覧いただくことができます。また、音響や展示などの設備も備えており、平和や国際交流に関する展示やイベントなどを実施することもあります。
また、交流ラウンジにある「折り鶴コーナー」には、折り鶴の用紙と折り方のテキストを用意しており、「折り鶴」にチャレンジされている海外からの来館者もよくお見かけします。
「交流ラウンジ」とその奥にある「中庭」は、高さ6.5メートルもある大きなガラス窓で仕切られています。「中庭」には、幅12メートル、高さ7メートルの壁面を水が流れ落ちる滝があり、「中庭」の床は、10センチメートル程の水を湛えた水盤となっています。
毎年5月下旬頃に行われる「原爆死没者名簿の風通し」は、8月9日の平和祈念式典に向けた平和行事の始まりとして、テレビ局や新聞のニュースで報道されるので、多くの方がご覧になったことがあると思います。その「風通し」が行われる場所が、「交流ラウンジ」です。
お天気が良い日であれば、大きなガラス窓を開けて、「交流ラウンジ」の床を白布で覆い、その上に原爆死没者名簿を並べて、長崎市職員が、一冊ずつ丁寧に頁をめくり、風を通していきます。

また、「交流ラウンジ」では、被爆体験記の企画展示や朗読会、平和をテーマとした書道や写真の展示会、国際交流をテーマとした講演会、ラウンジコンサートなど、多様なイベントが行われています。イベント情報は、追悼平和祈念館のホームページでお知らせしています。よろしければ、チェックしてみてください。

次回『祈念館へようこそ⑦』では、交流ラウンジに隣接した「平和情報コーナー」をご紹介します。
