館長だより
『永遠の会第3期生育成講座』がはじまりました
2024/10/24
みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。
『永遠の会第3期生育成講座』がはじまりました。
平成24年に1期生が誕生した「被爆体験を語り継ぐ 永遠(とわ)の会」は、平成30年度には2期生を育成。令和5年度には「永遠の会 U-25」を新設し世代の拡充も図り、現在は72名のメンバーにご参加いただいています。
また、年々ご活動の幅を広げられており、毎月開催している朗読会『9日を忘れない』、祈念館内での常駐朗読、全国の学校等への派遣朗読、さらには、子どもたちによる被爆体験記の朗読活動の指導をされるなど、被爆体験の継承の担い手としてご活躍されています。
今後、被爆者の方々から直接お話をお聞きすることが難しくなっていく中、被爆体験記に綴られた被爆の実相、平和への願いを次世代に伝えることを使命とされている「永遠の会」の存在は、継承の担い手としてこれからますます大切になってくると考えています。
3期生育成講座に参加されたみなさんが、被爆体験記の朗読ボランティアとして必要な知識・技術を学ばれ、「永遠の会」の新しい力としてご活躍されることを心から期待しております。
また、祈念館としても、「永遠の会」の今後の活動がさらに充実・発展されるよう、引き続き努力していきたいと考えています。
※写真はNHKアナウンサー川崎 寛司さんによる朗読指導の様子です。