館長だより
折り鶴のリース
2025/07/28
みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。
学校が夏休みに入り、祈念館にもご家族で来館される方が増えてきました。
また、海外からのお客様も、子どもづれなどご家族でのご来館が多くなっています。
祈念館の「折り鶴コーナー」でも、海外の三世代のご家族が、なごやかに折り鶴にチャレンジされている様子を時折拝見するようになりました。
先日、長崎市にお住まいの方から、とても素敵な「折り鶴のリース」を125個ご寄贈いただきました。被爆80周年の年に、少しでも平和に貢献したいとの思いから、「折り鶴のリース」を作成されたそうです。祈念館の来館者の方にプレゼントしてくださいとのことでしたので、コーナーを設置したところ、あっという間に予定数がなくなってしまいました。いただいた残りの約半分は、スコットランドでの海外原爆展で活用させていただきたいと思っています。
今回のことで、一人ひとりが平和に向けた取り組みをすることの大切さを教えていただきました。また、祈念館の運営がたくさんの方々のご協力により支えていただいていることもあらためて実感しました。今後とも、祈念館に関わっていただいている多くの方々と力を合わせて取り組んでいきたいと思っています。