館長だより
被爆80年企画展が始まります
2025/11/20
みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 野瀬です。
祈念館では、被爆体験記に綴られた被爆の実相と、切実な平和への願いを広く伝えていくため、毎年度企画展を開催しています。
今年度は、原爆がもたらした惨禍と混乱の中で、懸命に救援・救護にあたられた方々にスポットをあて、被爆80年第15回体験記企画展 体験記で伝える救援と救護「あの日命をつなぐために」として開催します。
原爆が投下されたあの日から、傷ついた人々を救うために救援列車を運行した人たち、不眠不休で懸命に救護にあたられた人たちがいました。その方々が残された体験記などをとおして、被爆の実相や被爆者の平和への思いを伝えたいと考えています。
また、オープニングセレモニーでは、長崎被災協・被爆二世の会・諫早のみなさまに、救援・救護に関する紙芝居の上演していただきます。「瀕死の人々は諫早へ」「百日紅公園の慰霊の碑」のふたつの作品です。長崎市内では初めての上演とのことです。この機会にたくさんの方々にご覧いただければと思います。
この企画展が、忘れてはいけない大事な歴史・ことがらへの理解を深めていただく機会になることを願っています。
【被爆80年第15回体験記企画展 体験記で伝える救援と救護「あの日命をつなぐために」】
◇期間
2025年11月23日(日)~2026年1月31日(土)
※休館日12月29日~12月31日
◇会場
交流ラウンジ・手記閲覧室
◇オープニングセレモニー
・11月23日(日)13:30~
・会場 交流ラウンジ

