館長だより
新年あけましておめでとうございます。
2025/01/01
新年あけましておめでとうございます。
みなさま、お健やかに新年をお迎えのことと思います。
昨年をふりかえると、日本被団協のノーベル平和賞受賞という歴史に残る大きなできごとがありました。
被爆者の方々が、自らの壮絶な体験を語り、核兵器廃絶を訴え続けてこられた功績が認められたものです。
被団協代表委員の田中熙巳さんが、授賞式の演説で『核兵器と人類を共存させてはならない』と強く訴えられるとともに、次世代の活動に期待を込め「私たちがやってきた運動を、次の世代のみなさんが、工夫して築いていくことを期待しています」と述べられましたことが、強く心に残りました。
今年は、被爆から80周年という大きな節目の年ともなります。
祈念館におきましても、平和をつくる力になろうとする市民の方々との連携を深め、被爆の実相を広く発信するとともに、被爆体験の継承の力となっていくために、この一年職員一同たゆみなく努力していきたいと考えています。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。