館長だより
カザフスタンのユース・フォーラムへのメッセージ
2025/02/18
みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 野瀬です
昨年、祈念館主催事業としてカザフスタンでの「広島・長崎原爆展」を開催した際に、カザフスタンで核兵器廃絶運動に取り組まれている「ネバダ・セミパラチンスク国際反核運動」にご協力いただくとともに、意見交換をさせていただいていました。
そのような繋がりから、とても光栄なことに、「ネバダ・セミパラチンスク国際反核運動」が中心となって開催されるユース・フォーラムに、ビデオメッセージの機会をいただきました。
ユース・フォーラムは、若者たちが、かつてカザフスタンにあったセミパラチンスク核実験場での被害を学び、継承していくことを目的に開催されます。
私のビデオメッセージでは、カザフスタンの若者たちがセミパラチンスクでの核被害を学ぶ取り組みに、心からの賛意をお示ししました。
また、長崎・広島の原子爆弾による被害の実相を説明するとともに、昨年日本被団協がノーベル平和賞を受賞された意義や日本の若者たちの被爆体験継承の取り組みなどを紹介しました。
私のつたないメッセージが、カザフスタンの若者たちへの励ましに少しでもなればとても幸いだと思っています。
※写真は、原爆展会場のカザフスタンで、ネバダ・セミパラチンスク国際反核運動 副総裁 Mr. Valeriy ZHANDAULETOVと一緒に撮ったものです。