館長だより

アメリカの大学生からの贈り物

2025/01/21

みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 野瀬です。

2019年に祈念館に来館されたアメリカ合衆国ミシガン州のサギノー・バレー州立大学の学生さんから、平和を祈念するために作成された約4000個の「缶バッジ」が送られてきました。

日本を訪問された際に、広島で被爆された後、12歳で亡くなられた佐々木禎子さんのことを知り、平和公園で見た色とりどりの千羽鶴に感銘を受け、自分たちも世界中のだれかと平和への思いをシェアしたいとの思いを強くされたそうです。

また、平和公園を歩いていた子どもたちや学生の多くが、リュックサックに鈴やキーホルダーをつけているのを見て着想され、デザイン科の学生さんが作成されました。

「平和」「核兵器廃絶」「友情」「日本」などをイメージしたさまざまなデザインの色とりどりの「缶バッジ」をいただきました。

祈念館を訪れた方々にプレゼントして平和への思いを共有したいとのお申し出にそって、来館者の方々にお持ち帰りいただくコーナーを設置しました。

アメリカの若者たちの「平和な世界にしたい」との思いを、たくさんの方々が共有していただければありがたいと思っています。

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