館長だより
今年も、被爆76年目の8月9日が終わりました。
2021/08/23
皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。
今年も、被爆76年目の8月9日が終わりました。デルタ株による新型コロナウイルスの急激な感染拡大が拡がる中、加えて台風9号が九州上陸するなど、平和祈念式典の開催が危ぶまれましたが、幸い長崎市への直撃コースとならなかったので、朝から雲の切れ目から青空が見えるようになりました。
8月9日の祈念館交流ラウンジは、池上彰氏の解説で生放送(日本テレビ系)が行われたために、テレビ関係者で混雑することになりました。
例年8月9日の祈念館では、ご遺影の確認などで遺影・手記閲覧室が多くの入館者で賑わうのですが、コロナ禍の中、比較的に静かな一日となりました。
このような中、新型コロナウイルス感染拡大は、長崎県内でも増え続け、8月6日に長崎県の感染ステージが4に引き上げられ、さらに8月19日には感染ステージが5に引き上げられて祈念館は、原爆資料館と同様に臨時休館(8月10日~8月23日~9月6日)することになりました。
コロナ禍の中、普段のことが普通にできない毎日ですが、被爆の実相を伝える活動は、今後もオンラインなどを活用して取り組み続けたいと考えております。
引き続き、祈念館の活動に皆様方のご理解とご協力をお願いします。