館長だより
はじめまして
2024/04/03
はじめまして
この度、令和6年4月1日付で国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長に就任しました野瀬弘志です。
1945年（昭和20年）8月9日11時2分、長崎市に投下された原子爆弾は、一瞬にして都市を壊滅させ、幾多の尊い命を奪いました。なんとか一命をとりとめた被爆者にも、生涯いやすことのできない心と身体の傷跡や放射線に起因する健康障害を残しました。
これらの犠牲と苦痛を重く受け止め、心から追悼する場として、また、永遠の平和を祈念する施設として、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館は設置されています。
館内の追悼空間では、原爆死没者を追悼するとともに、永遠の平和を祈念することができます。また、遺影・手記閲覧室や平和情報コーナーで平和に関する様々な情報をご覧いただけます。
追悼平和祈念館は、長崎原爆資料館に隣接し、建物内は地下の通路でつながっています。原爆資料館で被爆の実相を知ったあとに、追悼祈念館で、あらためて平和や戦争について考えていただきたいと思っています。
「原爆の惨劇を世界にふたたび繰り返してはならない」という被爆者のみなさんの心からの願いを伝えられる場であるよう、館の職員とともに努力していきたいと思っています。
みなさまのご来館をお待ちしております。
