館長だより
3月末で退任します!
2024/03/28
皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良則安です。
私は令和3年4月1日に、祈念館の館長に就任から3年を経過し、3月末で退任することになりました。この間、多くの関係者の皆様方に支えていただき、無事に3年間を終わることができました。
任期中の主な出来事は、祈念館ホームページ「館長だより」に掲載させていただきましたが、コロナ禍の中で館長に就任し、徐々に普通の生活を取り戻すと祈念館の入館者も少しずつ回復しました。
就任中、台風級の嵐や逆風にも遭遇しましたが、一番辛かったのは知り合いの多くの被爆者が亡くなられたことです。自分自身が被爆2世であり、被爆者が語れなくなる時代の到来を感じるとともに、強い焦りを覚えたのでした。
生来の無鉄砲さから多くの人にご迷惑をおかけしたと思いますが、不行き届きの数々はどうかお許しください。
永遠の会の皆さんには、子どもたちへの朗読指導とともに、朗読と音楽とのコラボなど、多くの無理を聞いていただきましたが、U-25の若者が増えていると聞き、大きな期待に胸が膨らみます。
さらに、祈念館の職員の皆さんには、私のダジャレだけでなく、様々な発想にも付き合っていただき、感謝の言葉で一杯です。
祈念館の取組みで、私は“微力”でしたが、被爆の実相を多くの人に伝える取り組みに、少しでも関われたことに誇りを感じています。
今後とも祈念館の取組みにご理解とご協力をお願いします。
皆さま、3年間、本当にありがとうございました。