館長だより

お隣の歴史民俗資料館の見学

2024/06/12

みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。

お隣の平和会館の地下にある長崎市歴史民俗資料館で『戦時中のくらし展』が開催されているので、見学してきました。

昭和12年の日中戦争勃発以降、第二次世界大戦に向かい、日本は永い戦時体制へと突入していきました。
その当時、人々は様々な統制を強いられ、「欲しがりません勝つまでは」と、質素、倹約のくらしをしなければなりませんでした。日常生活に必要な物でさえ手に入りにくく、代用品や代用食がさかんに作られていたようです。
また、工場への学徒動員や、金属の回収など、戦時中の生活に関する様々な資料が展示されていました。

戦争当時を知ることが年々難しくなっているなかで、戦時下の厳しいくらしを知ることができる良い展示会だと思いました。
また、現在の私たちと戦時中の人々のくらしと対比することで、平和の尊さを改めて考える機会にもなると思います。
会期は8月まであるので、お時間がある方は見学されてみてください。

◎長崎市歴史民俗資料館【無料】 『戦時中のくらし展』 6/6(木)~8/18(日)

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