館長だより

『祈念館へようこそ⑦』  被爆の記憶を未来へつなぐ「平和情報コーナー」

2026/05/13

みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。

『祈念館へようこそ』 の第7回では、『平和情報コーナー1』 と『平和情報コーナー2』 をご紹介します。

『平和情報コーナー1』と『平和情報コーナー2』 は、二つの部屋に分かれ、交流ラウンジの左右に配置されています。

『平和情報コーナー1』 では、祈念館が収集した体験記や証言及び被ばく医療に関する資料、情報を、テーマごとに選定し、来館者にわかりやすく提供しています。

「平和ってなんだろう?」のテーマでは、被爆の実相を学び、「平和とは何か」を考えるきっかけとなる情報として、代表的な手記・体験記や被爆証言を提供しています。コーナー内に設置された3台の端末で、23人の被爆者の証言音声を選ぶことができます。また、ミニシアターもあり、元NHKアナウンサー加賀美幸子さん、俳優の上條恒彦さんによる被爆詩の朗読を聞くこともできます。

また、「長崎発世界」のテーマでは、被爆地が蓄積してきた情報として、被ばく医療に関わられた11人の方々の活動や研究を紹介しています。また、世界の主な放射線被ばく状況マップや、放射線の基本的な知識に関するQ&A、祈念館が実施した海外原爆展の成果なども見ることができます。

「あなたにできること」をテーマとした『平和情報コーナー2』 では、来館者が平和へのメッセージを書いて残すことができます。タブレット端末やカードにあなた自身が考える「平和へのメッセージ」を、絵や文字で書いていただくと、祈念館が長期間保存し、館内で閲覧することができるようにしています。

「あの日、何が起きたのか」を知ることは、私たちがどのような未来を築くべきかを考える第一歩になると思います。静かに過去と対話することができる場所として、ご活用いただければ幸いです。

次回『祈念館へようこそ⑧』では、祈念館地下1階の各機能をご紹介します。

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