館長だより

アルゼンチン共和国駐日特命全権大使のご来館

2021/11/09

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。 
最近では、新型コロナウイルスの感染者もめっきり少なくなり、少しずつかつての日常が戻りつつあります。11月に入ると、追悼平和祈念館でも修学旅行生が増えて、館内では明るい声も聞こえてきます。

さて、11月4日(木)に、アルゼンチン共和国のギジェルモ・ハント駐日特命全権大使とマルシア・デ・カルバリョ・ゲハ令夫人が、追悼平和祈念館にご来館されました。
南米のアルゼンチンと長崎のかかわりですが、エビータの愛称で名高いアルゼンチン大統領エヴァ・ペロン女史が、原爆にうちひしがれた長崎の人々を慰めるため、ブロンズレリーフ「ルハンの聖母」の大小を作らせ、1950年11月に故永井隆博士と浦上教会に送られました。小さいレリーフは、今でも如己堂の壁に飾られています。
また、令和元年11月24日に来崎されたフランシスコ・ローマ教皇は、雨の降りしきるなか、爆心地公園で「核兵器に関するメッセージ」を発表されました。教皇は、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれで、初のラテンアメリカ出身の教皇としても有名です。
核拡散防止条約(NPT)再検討会議が来年1月に米国ニューヨークで開催されますが、同会議の議長にはアルゼンチンのスラウビネン氏が内定しています。
大使も令夫人も被爆の実相には関心が高く、書いていただいた芳名帳には「never again」と力強く署名されました。

追悼平和祈念館では、被爆の実相を世界へ伝える取り組みを続けてまいりたいと存じますので、今後とも皆様方のご理解とご協力をお願いします。

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