館長だより

今年を振り返って

2021/12/27

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

今年も残り少なくなり、街もクリスマスツリーから正月飾りとなりました。

デルタ株が減少したと思ったら、再びオミクロン株の感染拡大が気になるところですが、来年こそ普段の活動ができることを祈っています。

そこで、私はできる限りプラス面を考えるように努めています。

その一つは、オンラインの活用であり、世界中の人たちと互いの顔を見ながら会話を楽しむことができます。祈念館でもオンラインによる被爆体験講話(ピースネット)が増えました。語り部の被爆者にも、今では進んで講話を受けいただいております。
今年度からRECNA(長崎大学核兵器廃絶研究センター)に委託して、オンラインを活用したデジタル教材の開発にも着手しております。そのデジタル教材で使用する被爆前の写真の収集にも多くの方にご協力いただきました。

もう一つは、在宅勤務の可能性です。職員同士の会話は減りますが、意外と仕事の効率化も図れることを実感しました。今後の働き方改革の大きなカギになるのではとそんな予感も感じます。

それでも、私は被爆者と直接会って、被爆当時の話を聞くのが好きです。被爆者の平均年齢が84歳近くとなり、「語れなくなる時代」に向けての取り組みを加速する必要性に迫られています。

来年度は、若い世代に被爆体験記を朗読していただく新たな事業も被爆体験記朗読ボランティア「永遠の会」の方々と一緒に取り組む予定です。

祈念館では、今後も色々な機会を利用して、被爆の実相を世界へ伝えるとともに、次世代へ被爆体験を語り継ぐ取り組みを続けてまいりたいと存じます。

来年度は、皆さま方にも良い年でありますことをお祈りします。

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