館長だより
“ 祈念館を臨時休館します！ ”
2022/01/24
皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。
新年が明けてから、新型コロナウイルスの急激な感染拡大で、長崎県（長崎市及び佐世保市）が「まん延防止等重点措置」の適用地域に追加されたことから、祈念館は臨時休館（1月21日～2月13日）することになりました。
世界中でのオミクロン株の猛威を伝え聞いていたので、日本での感染拡大は「時間の問題」と言われていましたが、想像を超える感染力に驚いています。
昨年末から急激に増えていた修学旅行も感染拡大と同時にキャンセルが続き、潮が引くように見かけなくなりました。多くの修学旅行生の笑顔と笑い声が聞こえる当たり前の日常が戻ることを心待ちにしております。
なお、祈念館は、臨時休館して一般の見学はできませんが、原爆死没者氏名・遺影の収集・登録、被爆体験記及び被爆証言映像の収集・整理などの事業は制約の中ではありますが引き続き取り組んでおります。
また、この機会に祈念館の新年度に向けた取り組みの準備も進めております。
新型コロナウイルスの感染が一日も早く終息することを、世界中の皆様とともに切に願っております。
祈念館では、引き続き様々な機会を活用して、被爆の実相を世界へ伝えるとともに、次世代へ被爆体験を語り継ぐ取り組みを続けてまいりたいと存じます。
今年も、皆様方のご支援をよろしくお願いします。
