館長だより

被爆体験記執筆補助の聞き取りに同席しました!

2022/06/24

皆さま、こんにちは。

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

 

先日、被爆体験記執筆補助の聞き取りに同席しました。この事業は、被爆者の平均年齢が84歳と高齢となり、被爆体験記を残す意欲は持ちながらその執筆が困難な被爆者を対象として、聞き取りと代筆を行っています。

今回の被爆者の方は、長崎市役所の大先輩で、退職された時には、収入役を務められた林田進さんです。現在、94歳で、足が少し不自由でしたが、しっかりと受け答えをしていただきました。

林田さんは、被爆当時は17歳で市役所の水道部業務課で勤務されており、原爆の爆発と同時に机の下にもぐり、大きなケガもすることがなかったそうです。

翌日の8月10日には、市役所の各部から選出された職員と2人1組で被害状況の調査を命じられて、爆心地付近の下の川で、水を求めて亡くなった多くの死体と惨状を見た時、あまりにも怖くて急いで市役所に引き返したそうです。

多くの貴重な被爆体験をお話しいただき、林田さんは、最後に「核兵器の使用は、許されない!」と語気を強めて語られました。

林田さんの被爆体験記は、何度かのやり取りを経て完成されます。完成された体験記は、祈念館の遺影・手記閲覧室で読むことができるようになります。

 

追悼平和祈念館では、引き続き被爆体験記の執筆補助に取り組んでいます。皆様方にご来館いただき、被爆体験記を読んでいただければ、幸いです。

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