館長だより

ドイツのベアボック外務大臣のご来館

2022/07/21

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

7月10(日)、ドイツ連邦共和国のアナレーナ・ベアボック外務大臣が長崎原爆資料館を視察された後に、追悼平和祈念館に来館し、交流ラウンジで被爆者の田中重光氏(長崎原爆被災者協議会の会長)と懇談されて、「核兵器はこの世から姿を消すべきだ。務めを果たす。」と述べられました。

懇談後に、「深い悲しみと同時に、手をとりあって核兵器のない世界を目指すという強い想いを胸に長崎原爆資料館を後にする。ここは、核戦争の狂気、そして原爆がもたらした壮絶な苦しみを私たちに伝える場所である。両親や家族が焼け死ぬ情景を目の当たりにした子どもたち…。これは想像を絶するものであり、核兵器が存在する限り、このような凄惨な現実が再び起こる危険性がある。だからこそ、核兵器のない世界を実現するという私たちのコミットメントが弱まることはない。長崎市と市民の皆さまの平和への尽力に感謝を表す。」と芳名録に記帳されました。

ベアボック外務大臣をご案内しましたが、黒本の前で「全ての被爆者の体験記ですか?」等と強い関心を示されました。追悼空間で献花し黙祷されましたが、特に原爆死没者名簿の冊数と人数(現在:193冊189,163人分)について詳しく尋ねられました。

追悼空間前室で、原爆死没者の遺影の前では少し足を止めていただきました。

最後に、エレベーター前でお別れを伝えましたら、驚いて、閉まりかけたエレベーターのドアを自らの手で開けて、外に出て、改めて感謝の言葉をいただきました。

政治家としての強いオーラを感じるとともに、人懐っこいお茶目な一面も見せていただいた、ベアボック外務大臣の今後ますますのご活躍を祈念するとともに、欧州のリーダーとして、核兵器のない平和な世界を実現させていただきたいと切に願っています。

追悼平和祈念館では、被爆の実相を世界へ伝える取り組みを続けています。今後も機会があれば世界中の人たちに被爆の実相をご説明ができればと思っています。

皆様方のご来館を心からお待ちします。

 

 

 

 

 

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