館長だより

写真は語る、被爆の真実

2022/07/28

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

現在、追悼平和祈念館の交流ラウンジで「被爆77年 ナガサキ原爆写真展」(長崎平和推進協会の写真資料調査部会主催:7月25日~8月5日)が開催されています。この写真展では、多くの被爆写真を通じて原爆の悲惨さを伝えています。特に今回の写真展では、普段見ることが少ない写真を厳選して展示しているそうです。また、白黒の写真がAIを活用して、カラー化している写真もあり、カラー化することで、新しい事実も発見されることもあるそうです。さらに、当時のアメリカでは、その写真がどのように紹介されていたかも知ることができます。

写真といえば、追悼平和祈念館が長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)に業務委託している「被爆の実相の伝承」のオンライン化・デジタル化事業では、被爆前の写真を収集しております。被爆前に、市民が普通に暮らしていたことを、その写真は示し、原爆の悲惨さや残酷さなどを伝えます。当時、カメラを使えるのは裕福な人ですが、提供された写真からはさまざまな人々の表情や風景等を確認することができます。提供された被爆前の写真を使って、その人たちのファミリーストリーを準備しています。

追悼平和祈念館の目的の一つに、「手記・体験記や関係資料など、被爆体験を後代に継承するための情報収集と提供」がありますが、当時の写真や被爆後の写真を活用すると、よりリアルに伝えることができます。実際に被爆者の語り部(継承部会)や家族・交流証言の講話、永遠の会による被爆体験記の朗読会でも写真が有効に活用されているのを見かけます。

追悼平和祈念館では、「被爆の実相を広く国の内外に伝え、永く後代まで語り継ぐ」取り組みを進めております。引き続き、今後も多くの人に被爆の実相を伝えてまいりたいと考えております。

皆様方のご来館を心からお待ちします。

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