館長だより

被爆者健康講話が始まりました!

2022/08/19

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

祈念館交流ラウンジで、被爆者健康講話が3年ぶりに始まりました。新型コロナウイルス感染拡大のために、令和元年度の最終回から中止しておりましたが、この間、被爆者の方々からも開催を望む声が沢山寄せられていました。今年度は、来年3月までに全7回程度の開催を予定しており、楽しく学びながら、日々の暮らしに役立つ健康の話題を、提供していきたいと考えております。

この健康講話は、祈念館の被ばく医療協力事業の一環として、被爆者の皆様の健康不安を少しでも解消するお力になればと、平成20年6月から長崎大学と共同で実施しております。これもひとえに、長崎大学の高村昇教授をはじめ、多くの先生方のご協力の賜物と深く感謝しております。

さて、8月18日(木)は早朝から激しい雨が降っていたので、悪天候の中で何人の方にご出席いただけるのか、本当に心配しましたが、昼頃には雨もやみ、準備していた椅子(35席)が全て埋まることができました。皆様のご参加に深く感謝申し上げます。

当日は、東日本大震災・原子力災害伝承館の館長でもある高村教授(長崎大学)が、講師を務めて、「放射線と放射能」から始めて、福島の災害からその取り組み、伝承館についてもわかりやすく説明していただきました。質疑応答では、「放射線と白内障の関連」について尋ねられ、その対策についてもお話しいただきました。途中、福島で震度4の地震が発生しましたが、混乱することなく、無事に終了することができました。

次回、第2回の講話は、10月20日(第3木曜日)で予定しており、「転倒予防でこれからも豊かな人生を!」「お口の健康~オーラルフレイル予防で健やかに~」の2本立てのテーマとなっております。

皆様方のご来館を心からお待ちします。

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