館長だより

写真展「生きて繋いで~被爆三世の家族写真~」開催されました

2022/11/18

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

先日、祈念館交流ラウンジで、広島在住の写真家である堂畝紘子氏の写真展「生きて繋いで~被爆三世の家族写真~」(11月3日~16日)が開催されました。今回の写真展では、長崎の被爆3世家族の写真10点が展示されました。初日の11月3日(木・祝)には、堂畝紘子氏の講話もあって、同氏のこれまでの取り組みの一端を聞きました。堂畝氏は「被爆者家族と時間を共有することで、原爆の記憶を次の世代に伝えたい。」と話されます。

しかし、ここに至るまでの道程は決して平坦ではなく、撮影に際して周りから色々なお叱りや批判を受けることもあり、その都度、「強い気持ちで乗り切ってきた。」そうです。
そして、「被爆3世は、被爆者の祖父母がいなければ、この世に存在しない。まさに命のリレーそのものです。」「撮影を通じて家族同士の距離が短くなって、皆さんが笑顔になるのを見るのが嬉しい。」と答えます。

堂畝氏は、今も、被爆3世の写真を撮り続けています。日本全国、被爆3世の方から声がかかると、自ら車を運転して駆けつけます。そして、同氏の傍には、撮影助手のお嬢様(小学6年生)も同行することも多いと聞きます。
今後、堂畝氏の取り組みが大きく拡がって、全国の被爆3世が自らの「継承の想い」に気づいて、行動の一歩を踏み出すことを期待します。

祈念館の銘文に「(中略)原子爆弾による被害の実相を広く国の内外に伝え、永く後代に語り継ぐとともに、歴史に学んで、核兵器のない恒久平和の世界を築くことを誓う。」とあります。
祈念館では、引き続き、被爆の実相を次世代に伝える取り組みを進めてまいりますので、よろしくご協力をお願いします。

そして、多くのお客様のご来館を心からお待ちします。

  

 

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