館長だより

東洋英和女学院高等部のインタビューを受けました

2023/05/19

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

先日、東洋英和女学院高等部(東京都港区六本木)のグループ研修(8人)から、原爆被爆や核兵器廃絶などの取組みについてインタビュー(1時間30分程度)を受けました。
東洋英和女学院といえば、「赤毛のアン」の翻訳で有名な村岡花子さんが卒業した学校として有名です。「今回の生徒の中に村岡花子さんみたいに活躍する人が来るのかな?」と期待で胸は一杯となりました。

事前にメイン質問7問、サブ12問の質問をメールで送っていただき、回答を作り始めましたが、質問の中には、回答が難しい質問もあって、完成したのが前日でした。
・精神的打撃やトラウマからの回復の具合や、回復の経緯。また、いつ人々に笑顔が戻り始めたのか?
・長崎の方々は被爆の歴史とどう向き合っていらっしゃるか?
・どのような機関や建物から復興が始まったか?

当日は、自己紹介からスタート、回答文を読み上げ、参考文献の「長崎原爆戦災誌(第1巻)」(長崎市)「ピーストークくり返すまい 長崎の体験(総集編)」(長崎平和推進協会編)「ナガサキ~核戦争後の人生」(スーザン・サザード著)を紹介して、「皆さんも多くの被爆体験記を読み、証言ビデオを見てください!」と訴えました。
最後にグループ8人全員と記念撮影で終了しました。

再質問で「原爆ブラブラ病のブラブラとは周りを歩き回ることですか?」と聞かれた時には、一瞬説明に困って、思わず絶句しましたが、今後は、東洋英和女学院高等部から今回の報告書(記事)が届くのが楽しみです。

このように長崎の祈念館では、被爆の実相を様々な方法で伝える活動にも取り組んでいます。今後とも祈念館の取組みにご理解とご協力をお願いします。

 

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