館長だより

V・ファーレン長崎の選手スタッフが来館です

2023/07/20

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

7月12日(水)に、サッカーJ2のV・ファーレン長崎の選手スタッフが祈念館に来館です。祈念館の追悼空間では、選手スタッフ全員が一人ひとり献花しました。普段は元気よくフィールドを駆け巡る選手たちも、この日ばかりは神妙な面持ちで平和を祈っていました。
V・ファーレン長崎クラブマスコットのヴィヴィくんは、最後尾で献花しました。ヴィヴィくんの角?に、高校生平和大使からもらった平和バッチを付けて、誇らしげでした。

7月5日(水)の東京ヴェルディ戦(味の素スタジアム)で平和記念活動を行ったそうです。メッセージフラッグに平和の想いを記入していただくコーナーや平和への想いを込めた千羽鶴の受付、被爆写真のパネル展示、長崎クスノキプロジェクトの紹介など平和の取り組みを行ったそうです。
噂では、ヴィヴィくんも被爆クスノキを育てているそうで、J1昇格が実現した暁には、ぜひ記念植樹をして欲しいと期待しております。

さて、長崎市は「平和の文化」の醸成に取り組んでいます。V・ファーレン長崎の選手スタッフのように、スポーツ関係者やサポーターがこれまで以上に平和に関心を持っていただくことは大切なことだと思っています。
被爆者の高齢化で、被爆実相の継承が急務となっている今、多くの方に平和を考えるひと時があればと思います。V・ファーレン長崎の平和の取り組みが大きく拡がることを期待します。

長崎の祈念館では、被爆実相の継承に取り組んでいます。祈念館の取り組みにご理解とご協力をお願いします。

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