館長だより

NHK長崎放送局から朗読音声資料「長崎 被爆の記憶」を寄贈!

2023/10/06

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。

9月26日(火)にNHK長崎放送局から長瀬萌々子アナウンサーが来館され、祈念館へ朗読音声資料「長崎 被爆の記憶」(DVD:音声のみ)の寄贈をしていただきました。

「長崎 被爆の記憶」は、NHKラジオ第1・FMにおいて、7月25日~8月16日の15日間に放送され、NHK長崎放送局のアナウンサー・キャスターと、長崎大学教育学部の学生10人が被爆体験記を朗読したものです。

被爆者の山口仙二さんや江頭千代子さんなど8人の被爆体験記の朗読を収録した「長崎 被爆の記憶」は、近日中に祈念館でも聴くことができるように準備しています。

朗読を担当された長瀬萌々子アナウンサーは、福島県いわき市出身で平成23年(2011)3月11日の東日本大震災・原子力災害の際は、小学生で転々と避難を続けた経験をお持ちの方です。私は、長瀬アナウンサーが祈念館の手記展示コーナーで被爆体験記を熱心に読んでいる姿を度々見かけました。

NHK長崎放送局では「未来へつなぐ令和原爆の絵」として被爆者や被爆の状況を見た人たちから絵を募る企画を実施されるなど、被爆の記憶を後世に伝えようとする様々な取り組みを続けられています。

NHK長崎放送局の被爆の記憶を後世に伝える取り組みと長瀬アナウンサーの今後の活躍を大いに期待するものです。

長崎の祈念館では、NHK長崎放送局をはじめ多くのマスコミ各社と連携しながら、被爆の実相を広く伝える取り組みを行っています。

祈念館の取り組みにご理解とご協力をお願いします。

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