館長だより
ラジオとテレビに出演しました!
2024/01/18
皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。
1月8日(月・祝)の夜7時からのNBCラジオ「あの人 この歌 ああ人生」に出演して、1月20日(土)の「映像が語る原爆の記憶」のPRをしました。パーソナリティーは塚田恵子さんで私がゲストとして出演したものです。
次は、1月16日(火)にNBCテレビのピント(Pint)という番組に、生放送で出演しました。これも「映像が語る原爆の記憶」のPRをしました。ラジオの場合はマイクに向かって話せばよかったのですが、テレビの生放送は中々難しいと感じたのでした。
さて、今回改めて「夕顔の花が咲くとき」(船山忠弘氏著書)を読むと「原爆問題を取材する上で最も重要なことは被爆の原点をキチンと見据えることではないかと思う。爆死者はどんな死に方をしたのか。どのような殺され方をしたのか。核兵器に屈せず生き抜いてきた被爆者はどんな半生を送ってきたのか。爆死者と同じ体験をし、地獄の底からはい上がってきた被爆者の証言から原爆の非人道性を思い知らされた。」と。
また、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」(船山忠弘氏著書)には「第3者が被爆の実相を語る場合、論理性と感受性、理性と感性を持つことが大事だと思います。被爆の実相を論理的に、客観的に、普遍的に語り、聞く人に理解し、納得してもらうことが大事だと思います。つまり、被爆の事実を知識として身に付け、正確に第3者に伝えること。それと同時に被爆者の心情、いわば“被爆者の心”というものを、感受性をもって伝えて欲しい。」と。
トークイベントでは、被爆者でNBCのOBである船山忠弘氏や堀田武弘氏の想いを正確に伝えていきたいと思います。
祈念館では、被爆の実相を次世代や世界中に伝える取り組みを進めています。祈念館の取組みにご理解をお願いします。