館長だより

第2回「朗読と音楽の調べ」を開催しました!

2024/02/06

皆さま、こんにちは。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長 高比良です。
2月3日(土)14:00~15:00に第2回「朗読と音楽の調べ」(祈念館交流ラウンジ)を開催しました。約120人以上の来館者に来ていただき、朗読と音楽で会場の皆様の胸に大きく響いていました。
第2回は、~黒本を知っていますか~「埋もれた体験記を読む」をテーマとして、第1章では、被爆直後のこと、第2章では、その後の様子と平和への思い、第3章では、黒本との出会い として、#永遠の会 の方に朗読していただき、長崎県音楽連盟の方に音楽をお願いしました。
今回の事業は、祈念館開館20周年事業として、長崎県音楽連盟のご協力で開催しており、特に長崎大学の堀内伊吹名誉教授にお願いして、朗読と同時に音楽を奏でていただくなどの試みも行いました。
朗読会の構成も素晴らしく、前半は黒本の中から短編の被爆体験記を朗読し、後半では長編の朗読で会場を一気に魅了しました。黒本中のKさんの被爆体験記の朗読とKさんの妹さんの話も感動的で私も思わず涙でウルウルとなりました。
朗読に 長崎県音楽連盟の素晴らしい音楽が加わったことで、良い意味の化学反応が起こり、心に染み入る朗読会となりました。特にギタリストの山口修さんのギターの調べは、聞く人の心を引き付けるものがありました。
祈念館では、被爆体験記朗読ボランティア事業を通じ、多くの皆さんが被爆体験記等に触れるきっかけになればと考えております。
被爆の実相を後代に伝える取り組みを進めている祈念館の事業にご理解とご協力をお願いします。
 

当サイトの写真・文章の無断転用はできません。
Copying photos and sentences without permission is prohibited.

Copyright © 2009-2024 Nagasaki National Peace Memorial Hall for the Atomic Bomb Victims. All Rights Reserved.