館長だより

令和7年度全国中学校体育大会体操競技「折り鶴プロジェクト」

2025/09/06

みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。

今年の全国中学校体育大会は、九州の各県で開催されており、長崎市では体操競技が8月22日から24日まで、県立総合体育館を会場として開催されました。

私も、開会式・オープニングにお招きいただき、体操界のレジェンド内村航平さんによる床の演技を間近で拝見することができました。セレモニーでは、地元の中学生が、長崎県の体操競技の歴史の説明とともに、平和の尊さをアピールされ、被爆地長崎で行われる大会としてしっかり準備されてきたことを実感しました。

また、被爆80年の節目の年に「被爆地ナガサキ」で開催される大会であることから、平和活動として「折り鶴プロジェクト」を実施されていました。

このプロジェクトは、全国各地から参加された選手をはじめ、監督、コーチ、役員、保護者の方々など大会に来場されたみなさんに、平和を願って折り鶴を折っていただくものです。

大会期間中に多くの方々にご参加いただいた「折り鶴プロジェクト」の折り鶴を、9月1日に祈念館に献納していただきました。

ご寄贈いただいた折り鶴は、原爆で亡くなられた方々の名簿を奉安している当館の追悼空間でしばらくの間、奉安させていただきます。

「折り鶴プロジェクト」にご参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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