館長だより

追悼空間に架かる、鮮やかな平和の虹

2026/10/06

みなさま、こんにちは。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館長の野瀬です。

長崎もすっかり秋の気配が深まってまいりました。祈念館では、今年も地下2階の「追悼空間」に、美しい虹が現れる時期を迎えています

この虹は、追悼空間のガラスの柱がプリズムの役割を果たし、太陽光が床面に美しく分散されて現れる光の偶然の産物です。毎年10月と2月の、よく晴れた日の限られた時間だけに見られる特別な景色です。着任以来、私もこの光景を毎年楽しみにしていますが、今年は例年よりも、虹の色がひときわ濃く、追悼空間を彩っているように感じられます。

原爆死没者の方々を追悼し、平和を祈念する静寂な空間で、七色の光がゆっくりと移動していく様子を見つめていると、言葉にできない厳かな気持ちに包まれます。また、私たちの平和への願いが未来へと伸びていく「架け橋」のようにも見えてまいります。

10月6日現在、14時45分頃から15時15分頃まで、床面に美しいプリズムが広がっています(※出現する時間は、日が経つにつれて少しずつ早くなります)。ご覧いただけるのは10月中旬頃までの短い期間となります。

ぜひこの機会に祈念館へ足を運んでいただき、この美しい虹の光に包まれながら、静かに平和への祈りを捧げてみませんか。みなさまのご来館を、心よりお待ちしております。

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